木っ端工作のバリエーション①スベスベの木地に絵を描いてみよう
あそび隊!の1回目のワークショップ開催まで1週間を切りました。
このところ
「これやっておかなきゃ」「こんなのあったら楽しいよね」
「こういう準備しておくと当日作業がスムーズだよ」
と、思いつくことひっきりなしで1つ準備をすると2つ思いつくような、トータルで1歩下がっているような作業進行をしています。そんな中、思いついてしまったのが当日開催するワークショップのイントロダクションです。今回は、21日に体験できる「木っ端(こっぱ)工作」の1つのバリエーションを紹介します。
今回紹介するバージョンは、紙やすりで磨いた木っ端に絵を描いちゃおうというもの。といっても、絵を描くのに慣れない人にとって、これはなかなかハードルが高いもの。また、磨いた木の質感はすべーっとしていて、いつまでも触っていたくなるような感触ですが、これに下手に絵や色を付けると木の質感が台無しになってしまいます。そこで誰でも簡単にできて、かつ、仕上がりきれいな着色&絵付けを今回は準備しました。
木っ端工作のバリエーション①木地に絵を描いてみよう!
1、色を付けるところと付けないところを分ける作業:マスキング+クラフトパンチ
木地の仕上げ磨きが終わったら、まず最初に木地にマスキングをします。
マスキングとは、シールや専用のテープを使って、色を塗らないところがよごれないよう覆ってしまう作業のことです。絵付けや色塗りをする際にこの作業を先にしておくと、木地が不要な色で汚れないだけでなく、色の塗り分け表現も簡単にできます。
貼ってはがせるシールにクラフトパンチで穴をあけたものをマスキングに使うと、それが絵になって木地に転写することができます。
2、サクラクレパスを使って色をのせる(メーカーはかなり重要)!
絵付けの方法はかなり単純です。
上の写真は1.のクレパスで色をのせているところです。シールでマスキングしたところの内外に色がはみ出ていますが、あとから色は塗り伸ばせるのでこれで大丈夫です。
1.で塗ったクレパスを塗り伸ばすようにウェス(ぼろきれ)で拭き取ります。この時、クレパスのだま(かたまり)が残っていると、あとから色移りする原因になりますので拭き忘れの無いように注意が必要です。上の写真みたいに淡く均一の色合いになれば拭き取り完了です。
シール越しに見る色味はかなり薄く見えますが、マスキングをはがしてみれば色はハッキリと出ています。これの上からクルミのオイルをぬって木地は完成ですが、オイルが色をぼかしてしまうことがあります。なので、ウェスで色を塗り広げる際にオイルを含んだウェスを使うという手もあります。むしろそっちの方が良いかな。(オイルは乾くと色を定着させてくれる働きがあります)
木地には用途に応じて金具を取り付けます。
当日は小型のヒートンをたくさん用意しています。工夫して素敵な木っ端アートを作りましょう!(まえの)