セラパークあそび隊!

目指すのは、みんなが楽しくあそべるセラミックパーク

あそび場づくりの準備が始まりました(その2)

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遊具の木取りが始まりました

ちゃぶ台がひとまず片付いたところで、今度は遊具作りを進めていきます。今回、セラパに作るあそび場は、杉とヒノキのフローリングスペースに、壁面には子どもたちが登って遊べる遊具を設置する予定でいます。上の写真は、その遊具のフレーム(枠)になる部分を必要な長さに切りだしているところです。

 今回、遊具作りに使う材料は入手のしやすさなどを考え、既製品サイズをもとに設計しています。写真の角材も90㎜角の柱材です。工房の機械ではもうあとちょっとで刃の高さが足りないため、1度切ったら、角材をころりと転がしてもう1度切って、やっと切り離せます。

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長さを決めたら、どこに配置するか柱にナンバリングをします

角材の頭にくっつけたシール。これは1階の柱、こちらは2階の柱・・・ではありません。この数字とFとRで、角材の位置と方向を決めています。柱は組立てるときに左から1、2、3・・となります。FはFront(前)、RはRear(後ろ)の位置を指し、文字の読む向きで柱のどちらが正面に来るかがわかります。

遊具が完成したときに、どの面を前に出せばカッコよく見えるか。将来的な木の動きを考えると、どっちを外側にしたら良いか?そんなことを色々と考えながら配置を決めていきます。

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ケヒキでホゾの位置をしるし付けます

それぞれの柱の位置が決まったら、「ホゾ穴」と呼ばれる木組みのために穴あけ加工をする部分に0.3㎜芯の細いシャープペンシルとケヒキと呼ばれる墨(スミ)付け用の刃物でしるしを付けていきます。

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基準の墨を付けた角材から、線を写し取っていきます。

1本の柱の墨付けが終わったら、スコヤと呼ばれる直角定規を使って次の柱、次の柱と墨線を写し取っていきます。こうすることで、定規で測らなくても同じ寸法位置に墨線を引いていくことができます。

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加工位置の墨を付けたら、ドリルで穴開け!

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裏側からも受けの穴をあける!

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どんどんあける!

今回作っている遊具はサイズが大きいため、柱の端に穴をあけると、柱がバランスを崩してボール盤(穴あけ機)のテーブルから落ちてしまいそう。そんな事故を防ぐため、横にあるもう1台のボール盤で、柱の端を受けています。

ひととおり丸穴をあけ終わったところで、今回は終了です。次回は木組みの加工「ほぞ穴開け」です。

(まえの)